top of page
  • 執筆者の写真NTTタウンページ

債権譲渡通知ができるSMSサービス|仕組みや選ぶポイントも解説

これまで書面でしかできなかった債権譲渡通知ですが、法改正や「SMSを利用した債権譲渡通知に関する実証」が認定されたことを受けて、新しくSMSサービスを導入しようとしている事業者は増えてきています。その一方で、どのようなSMSサービスを導入するのが自社にとって最も良い選択肢なのか分からず、悩んでいる経営者の方・企業担当者の方も多いかもしれません。


この記事では、債権譲渡通知ができるSMSサービスについて、その仕組みや選ぶポイントなどについて解説します。



【目次】

1.債権譲渡通知がSMSでできるようになった背景

2.債権譲渡通知をSMSで行う仕組み

  債権を譲渡する側(債権譲渡人)の動き

  SMSサービス側(システム)の動き

  通信キャリア側の動き

  債務者側の動き

3.債権譲渡通知ができるSMSサービスに求められる機能

4.債権譲渡通知ができるSMSサービスを選ぶポイント

  債権譲渡通知以外の機能が充実していること

  到達率が高いこと

  サポートが充実している

  安心・信頼のソリューション

5.まとめ



1.債権譲渡通知がSMSでできるようになった背景


これまでは、債権譲渡通知を行うにあたり、確定日付のある証書による通知・承諾がなければ正式な債権者として債権を主張することができませんでした。そのため、多くの企業で内容証明郵便を利用していましたが、オンラインでのやり取りが一般化した時代において、書面での通知を不便に感じる人も少なくありませんでした。


しかし、2021年8月に施行された産業競争力強化法の改正によって、一定の要件を満たした情報システムによる債権譲渡通知・承諾がなされた場合、この通知を”確定日付のある証書による通知等とみなす”という特例が設けられます。その後、SMSを活用した債権譲渡の通知等に関する事業として、2022年(令和4年)4月27日に株式会社リンクスが申請した新事業活動計画の認定申請が認められたことで、SMSによる債権譲渡通知ができるようになったのです。




2.債権譲渡通知をSMSで行う仕組み


実際に債権譲渡通知をSMSで行う場合、どのような流れで手続きが進むのでしょうか。

以下、債権通知をSMSで行う仕組みにおける、関係者それぞれの動きにフォーカスして解説します。


債権を譲渡する側(債権譲渡人)の動き

債権を譲渡する側は、SMSサービスで用いるPDF文書管理サーバーに、債権譲渡通知をアップロードして保存します。その後は、システムを介して送信指示を出します。


SMSサービス側(システム)の動き

SMSサービス側には、債権譲渡人からアップロードされた文章がPDFで保存されています。それを債務者がSMSから閲覧できるよう、PDFにアクセスできるURLをSMSに添付して送信します。

このとき、通信キャリア側はSMS送信依頼・送信結果の日時記録を行っており、SMSサービス側は通信キャリアから提供されたデータを保存しています。


通信キャリア側の動き

通信キャリアでは、SMSサービスから送信されたデータを受け取り、債務者にSMSを送信しています。SMS送信にあたっては、通信キャリア側でSMS文面(URL文字列含む)や送信依頼日時を記録しており、SMSサービス側に各種データを提供しています。


債務者側の動き

債務者は、SMSを受け取った後、URLをタップしてPDFを閲覧します。




3.債権譲渡通知ができるSMSサービスに求められる機能


債権譲渡通知に対応しているSMSサービスは、産業競争力強化法に基づく新事業活動計画の認定および公表を受けたものに限られています。さらに、新事業活動の実施中は以下の要件を満たしている必要があります。


①日時および内容を容易に確認できること

②記録を5年間保存すること

③書面または電磁的記録を提供できるようにすること

④事業廃止時に第三者への引継ぎができること

⑤正確な日時を記録できること

⑥受領者が差出人を識別できること

⑦一定のセキュリティ水準を満たすこと

⑧債務者保護措置に配慮して運用すること


記録を5年間保存するとは、債権譲渡等を行ったことを別途書面で保存することを指すのではなく、システムに5年間保存されるという意味です。必要に応じて、差出人(この場合はデータを送信した人)に書面・データを提供することも求められます。


また、事業者が事業を廃止するような事態に陥った場合に備えて、記録事項を証明ができず差出人が不利益を生じることのないよう、第三者となる企業等への引継ぎができる用意をしておく必要があります。こういった様々な機能を備えたSMSサービスでなければ、債権譲渡通知に対応することはできないのです。




4.債権譲渡通知ができるSMSサービスを選ぶポイント


将来的に、債権譲渡通知ができるSMSサービスは増えていくものと予想されます。実際にサービスを選ぶときは、次のようなポイントを意識して選びましょう。


債権譲渡通知以外の機能が充実していること

債権譲渡通知以外のSMSサービス利用を検討していない場合は別ですが、SMSを活用する方法は他にも様々なものがあります。将来のビジネスの発展を想定して、決済機能やアンケート機能・一斉配信機能など、他のビジネスにも活用できるものを選んでおくと、応用の幅が広がります。


到達率が高いこと

SMSで送信したメッセージは、そのすべてが相手に届くとは限らず、フィルタリングによる受信拒否・電話番号間違い・圏外などの理由から届かないこともあります。SMS自体、到達率は高い手段ではあるものの、債権譲渡通知ともなれば特に高いものを選ぶべきです。


サポートが充実している

初めてSMSサービスを導入する場合、導入時・導入後のトラブルなどが想定されます。そのため、導入から運用までのサポートが充実しているサービスを選ぶことが大切です。


安心・信頼のソリューション

NTTタウンページが提供するSMSソリューションでは、先にあげた不安を解消できるようなサービス・サポートの提供が可能です。例えば、ユーザーへの到達率はSMS配信サービスの中でもトップクラスの到達率「99%」を実現しております。


債権譲渡通知にとどまらない、多彩な機能を持つサービスに興味を持っている方は、ぜひ一度ご検討ください。




5.まとめ


債権譲渡通知をSMSで行えるようになったことは、業務効率化や閲覧率向上の観点からメリットが大きいため、多くの事業者が検討しているものと考えられます。文章等のデータはシステム側で保存され、そのデータには通信キャリア側から提供された送信依頼、送信結果の日時などが含まれているため安心です。


ただし、どのようなSMSサービスにも債権譲渡通知が認められるわけではなく、事業廃止時の引継ぎなど一定の条件が課されている点に注意が必要です。今後のビジネスの発展を見据えて、多彩な機能を備えたサービスを選ぶことも重要なポイントといえるでしょう。


サービス詳細、活用方法など、 貴社に合わせたご提案をさせていただきます。 導入に関しての疑問などもお気軽にお問合せください。


お問い合わせはこちら



2023年12月執筆


 





bottom of page